令和8年度 受付中申込は2027年1月29日まで(先着40事業者が目安・予算に達した時点で終了)2026年10月11日確認詳細
豊中市の「令和8年度(2026年度)豊中市IT化促進補助金募集要領」と、市の公式ページ(2026年5月26日更新)をもとにまとめています。市のページには予算の残りが載っていないため、申し込む前に市の産業振興課で確かめてください。制度が変わったときは、この記事を更新します。
この記事の結論
豊中市IT化促進補助金では、スマホ対応(レスポンシブ)・セキュリティ対策・自分で更新できる機能・予約やECの機能など、新しい機能を加えるホームページの制作・改修の外注費が対象になります。補助率は2分の1、上限は10万円です。申し込めるのは、先に「ITコンシェルジュ派遣事業」を使い、ITコンシェルジュからその事業を提案された市内の中小企業者だけです。デザインを変えるだけの制作・改修や、サーバー代などの維持費は対象外です。

豊中市でお店をしているけど、市の補助金でホームページを直せるのかな?

直せる可能性はあります。ただ、市に申し込む前に「ITコンシェルジュ」の相談を受ける順番が決まっています。そこから見ていきましょう。
豊中市には、市内の中小企業がITを取り入れる費用を一部補助する「IT化促進補助金」があります。会計ソフトやPOSレジのほか、ホームページの制作・改修も対象に入っています。
この記事では、令和8年度の募集要領を読んで、どんなホームページの費用が対象になるか、いくら補助されるか、どの順番で申し込むかを整理します。
豊中市IT化促進補助金で、ホームページは作れる?
対象になり得ます。ただし、高機能化を伴う制作・改修で、ITコンシェルジュから提案された場合に限られます。募集要領では、次のどれかに新しく取り組むホームページの制作・改修が対象とされています(募集要領p.1)。

| 新しく取り組む機能 | 例 |
|---|---|
| レスポンシブ対応 | スマホなどの画面の幅に合わせて、表示のレイアウトを最適にする |
| セキュリティ対策 | https化(常時SSL)、PHPのバージョンアップなど |
| 自社で更新できる機能 | お知らせやブログを、自分で更新できるようにする |
| 外部SNSとの連携 | InstagramなどのSNSとホームページをつなぐ |
| サイト内での動画の活用 | サービスや店内の様子を動画で見せる |
| 予約機能・EC機能 | 予約フォームやネットショップの機能を加える、ECサイトへ誘導する |
新しくホームページを作る場合も、上の機能のどれかに新しく取り組むものなら対象になり得ます。費目としては「外注費・委託費」に当たり、ホームページの作成・改修を通常の業務として請け負っている事業者への発注に限られます。申し込む側がWeb制作を本業にしている場合、その外注は対象外です(p.4)。
補助金はいくら?上限10万円の計算
補助対象経費の2分の1と、10万円のうち、少ないほうが上限です。1,000円未満は切り捨てます(p.2)。補助対象経費には消費税を含みません(p.4)。
| ホームページの改修費(税抜) | 2分の1 | 補助額の上限 |
|---|---|---|
| 12万円 | 6万円 | 6万円 |
| 20万円 | 10万円 | 10万円 |
| 40万円 | 20万円 | 10万円(上限) |
補助金は後払いです。事業が終わってから実績報告書を出し、実際にかかった額で計算し直して、交付決定額を上限に支払われます(p.2、p.8)。発注から支払いまでは、いったん自分で立て替えます。交付決定は予算の範囲内で行われ、申込の内容によっては減額されることもあります(p.2)。
補助額は1事業者につき累計10万円までで、その範囲なら複数回申し込めます。豊中商工会議所の会員でなくても対象です(p.2)。見積もりの項目の分け方は「ホームページ制作の見積もり項目」で整理しています。
誰が申し込める?ITコンシェルジュが先

市内の会社なら、だれでも申し込めるんじゃないの?

いいえ。ITコンシェルジュからその事業を提案された人だけが対象です。申込書類と見積書も、先に確認を受けます。
対象は、ITコンシェルジュ派遣事業で、ITコンシェルジュから対象事業を提案された市内の中小企業者です。ITコンシェルジュは、豊中市と豊中商工会議所が連携して市内の事業者に派遣するITの専門家です(p.1、市の「令和8年度ITコンシェルジュ派遣事業について」)。
- 豊中市内に事業所があり、事業を始めていること(p.2、p.7)
- 中小企業基本法に定める中小企業者、またはビジネス的な事業運営に取り組むNPOなど(法人税法上の収益事業を営んでいる場合)であること(p.2)
- 豊中市税を完納していること(p.2)
- 宗教・政治活動を主な目的とする者などは対象外(p.2)
ITコンシェルジュ派遣事業の申し込み先は豊中商工会議所で、利用は1事業者あたり年3回までです。派遣事業のほうは、豊中市内に本店または主たる事業所があることが要件です(市の「令和8年度ITコンシェルジュ派遣事業について」)。コンシェルジュに提案されていない機能や、提案より高い性能・費用の部分は補助の対象になりません(p.4)。
申込から公開まで、どの順番で進める?
ホームページの発注は、交付決定日以降にします。交付決定の前に発注した費用は対象外なので、実務では交付決定の通知を受け取ってから発注すると安全です。発注・納品・請求・支払いのすべてを、2027年3月31日までに終える必要があります(p.3)。

- ITコンシェルジュに相談する豊中商工会議所に申し込み、ホームページで解決したい課題を相談する。対象事業を提案してもらう
- 見積書と申込書類を確認してもらう制作会社の見積書と申込書類を、申し込む前にITコンシェルジュに確認してもらう
- 市に申し込む産業振興課へ、持参・郵送・メールのどれかで提出する。締切は2027年1月29日
- 審査を待つ市は原則毎月15日に前月分の報告を商工会議所から受けて審査するため、申込日から通知まで最長1か月半ほどかかる場合がある
- 交付決定の後に発注する交付決定日以降に、制作会社に発注する
- 公開して効果を確かめ、報告する2027年3月31日までに事業(おおむね1か月以上の効果検証を含む)を終え、そのあと速やかに実績報告書を出す
申込のときは、交付申込書・実施計画書・予算書・誓約書・消費税等仕入控除税額確認書の様式に加えて、見積書の写し、市内で事業をしていることがわかる書類、「豊中市税に未納のない証明書」が必要です(p.7)。この証明書は、市・府民税の納税証明書とは別の書類です。Web制作事業者ではない事業者の見積もりや、内容に比べて高すぎる見積もりは、相見積もりを求められることがあります。
豊中市IT化促進補助金でHPを作るときの、よくある質問
制度の可否は豊中市の産業振興課やITコンシェルジュへ、制作の内容は制作会社へ、分けて確認してください。
豊中市外の制作会社に頼んでもいいですか?
募集要領には、外注先の所在地についての条件は書かれていません。条件になっているのは、ホームページの作成・改修を通常の業務として請け負っている事業者への発注であることです(p.4)。見積書は申し込む前にITコンシェルジュの確認を受けます。
デザインを新しくするだけでも対象になりますか?
いいえ。デザインの変更だけなど、高機能化を伴わない制作・改修は対象外です(p.6)。スマホ対応やセキュリティ対策、予約機能など、表にある機能に新しく取り組む必要があります。
サーバー代や毎月の保守費も対象ですか?
いいえ。ホームページのサーバー維持費などのランニングコストは対象外です(p.4)。ただし、予約機能などのために新しく導入するクラウド型サービスの利用料は、事業期間中に導入して支払いまで終えれば、最大1年分が対象になり得ます(p.3)。公開後の保守費は、補助金とは別に予算を考えておきます。
商工会議所の会員でないと使えませんか?
会員でなくても使えます。募集要領に「対象者は、会議所会員企業に限定しません」と書かれています(p.2)。
まとめ:コンシェルジュ・機能・発注の時期を確認する
豊中市IT化促進補助金でホームページを作るなら、先にITコンシェルジュの提案を受けるか、新しい機能に取り組む制作・改修か、交付決定の後に発注するかの3つを押さえてください。
- 対象:レスポンシブ対応・セキュリティ対策・更新機能・SNS連携・動画・予約やEC機能などの高機能化
- 補助額:対象経費(税抜)の2分の1、上限10万円。後払い
- 日程:申込は2027年1月29日まで(先着・予算で早く終わることあり)。完了は2027年3月31日まで

まず商工会議所でITコンシェルジュに相談して、どの機能を加えるかを決めればいいんだね。

はい。スマホで見づらい、自分で更新できない、予約を電話でしか受けられない。いまのホームページの困りごとを書き出しておくと、相談がスムーズです。大阪府内のほかの市町村の制度は「大阪でホームページ制作に使える補助金」にまとめています。
参考にした公式資料
- 豊中市「令和8年度IT化促進補助金について」(2026年5月26日更新)
- 豊中市「令和8年度(2026年度)豊中市IT化促進補助金募集要領」(PDF)
- 豊中市「令和8年度ITコンシェルジュ派遣事業について」(2026年4月1日更新)
確認日:2026年10月11日。日程や資料は変更される場合があります。





